2007年 03月 25日
「福田屋」 |
二週連続で、土曜日だというのに出張をしていた。
先週は鹿児島だった。「黒豚の野菜蒸し」を食べようとしていたら、何やら叫んでいる若いやつがいる。どうやら”春の人”らしく、こっちに向かって「わや、来んかーっ」と四股を踏んで仕切りの構えをしている。スカジャン姿で「天皇陛下より強いんか、わや、おお?」など叫びだして駆け寄ってくるので、家族が3人がかりで制止する始末。ヤレヤレ。
今週は長崎。
要領の悪い相手先だったので、予想の時間を倍以上もかかってしまい、我々一行は疲れ果てていた。せっかく休みをつぶしてきているんだから、うなぎでも食べて帰るか。
僕の呼びかけに皆が歓喜の声を上げたので、僕は車を諫早駅方面に向かわせた。
閉店30分前。アーケードの中に車で乗り込み、「福田屋」の暖簾の横に駐車した。
うなぎは年に2回くらいしか食べない。だから食べるときは中洲の「吉塚うなぎ」、人吉の「白石うなぎ屋」、それと諫早の「福田屋」とだいたい決まっている。
食事はみんな早朝にとったきり。仕事の終わりから、みんなで「うなぎ」「うなぎ」と呪文のように唱えたせいか、甘く芳ばしいうなぎの匂いを嗅いだだけで、気を失いそうである。
オレンジ色の四角い陶器たちが運ばれてきた。
この中にある蒸気を通す孔があり、この器のまま蒸されたうなぎたちが並んでいる。
蓋を開ける。湯気と共に、芳ばしさが鼻腔を直撃する。
僕はここの甘さを抑えてさらっとしたタレが好きだ。かといって軽いわけではない。
山椒をパラリ。ふっくらした身からタレが染み出してくる。
みんな、「うまい」と言ったきり、無言。
ひたすらご飯とうなぎを頬張るのみ。
「今日は仕事じゃなくて、うなぎを食べにきたと思えば大きい収穫です。ありがとうございました」
そう言ってくれたメンバーに、僕の取っておきの下ネタを帰りの車中で披露してあげた。
先週は鹿児島だった。「黒豚の野菜蒸し」を食べようとしていたら、何やら叫んでいる若いやつがいる。どうやら”春の人”らしく、こっちに向かって「わや、来んかーっ」と四股を踏んで仕切りの構えをしている。スカジャン姿で「天皇陛下より強いんか、わや、おお?」など叫びだして駆け寄ってくるので、家族が3人がかりで制止する始末。ヤレヤレ。
今週は長崎。
要領の悪い相手先だったので、予想の時間を倍以上もかかってしまい、我々一行は疲れ果てていた。せっかく休みをつぶしてきているんだから、うなぎでも食べて帰るか。
僕の呼びかけに皆が歓喜の声を上げたので、僕は車を諫早駅方面に向かわせた。
閉店30分前。アーケードの中に車で乗り込み、「福田屋」の暖簾の横に駐車した。
うなぎは年に2回くらいしか食べない。だから食べるときは中洲の「吉塚うなぎ」、人吉の「白石うなぎ屋」、それと諫早の「福田屋」とだいたい決まっている。
食事はみんな早朝にとったきり。仕事の終わりから、みんなで「うなぎ」「うなぎ」と呪文のように唱えたせいか、甘く芳ばしいうなぎの匂いを嗅いだだけで、気を失いそうである。
オレンジ色の四角い陶器たちが運ばれてきた。
この中にある蒸気を通す孔があり、この器のまま蒸されたうなぎたちが並んでいる。
蓋を開ける。湯気と共に、芳ばしさが鼻腔を直撃する。
僕はここの甘さを抑えてさらっとしたタレが好きだ。かといって軽いわけではない。
山椒をパラリ。ふっくらした身からタレが染み出してくる。
みんな、「うまい」と言ったきり、無言。
ひたすらご飯とうなぎを頬張るのみ。
「今日は仕事じゃなくて、うなぎを食べにきたと思えば大きい収穫です。ありがとうございました」
そう言ってくれたメンバーに、僕の取っておきの下ネタを帰りの車中で披露してあげた。
by cassavetes69
| 2007-03-25 14:33
| 食
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