『Work To Do』 The Main Ingredient |
今週はずっと誰かに会って、絶えず仕事をしていた感覚が強い。
パワーを放つ人と会うのは好きだが、それなりに消耗する。気分の高揚とは裏腹に、体を構成する主成分は淀んでいるようだ。
移動中、『Work To Do』を何度も聴いた。
数多いIsley Brothersの名曲の一つで、Average White Bandのカヴァーが有名だが、今回はそのどちらでもない。このアルバムを繰り返し聞いていた。
The Main Ingredient 『Afro Disiac』
この『Work To Do』は突如響く電話のベルが身を引き締め、オンタイムの勢いを増幅させる。
ホテルのベッドでは、アルバムの過半数を占めるStevie Wonderのカヴァーに身を晒した。トリオのヴォーカルが、蕩けるように美しい。『Superwoman』『Girl Blue』『Something Lovely』・・・選曲もまさに僕好みだ。
横たわって、彼らの繊細なヴォーカルに包まれてると、疲れという液体が少しずつ体を離れ、ベッドに染みこんでいるような錯覚をおぼえる。
僕の”Main Ingredient”は音楽と酒の力で少しは浄化されただろうか。