『LOOKIN' FOR A LOVE AGAIN』 |
エレベーターの空間でさえ、呼吸が出来なくなるだろう。
理由もなく、謝ってしまうかもしれない。
Bobby Womackは、そんな恐ろしい威圧感を放ちながら、一輪挿しを極めたかのような、繊細な音を紡ぎだす。ストリートに捧げる挽歌も歌いはするが、アスファルトの匂いの中に、爽やかな香りを持ち込んでくる。
そんな想いがあったので、「SOUL MUSICを聴こう」で知らされたLEON WAREとの親密ぶりにも、すんなり納得できた。
『LOOKIN' FOR A LOVE AGAIN』 は、そんなBobby Womackの「硬派で照れ屋」な個性が滲み出た曲だと思う。
※僕の彼との出会いは、アンソニー・クインが主演する『110番街交差点』という映画のオープニングであった。タランティーノの『ジャッキー・ブラウン』でパム・グリアーと共に現れるそれである。
「Soul Musicを聴こう」のときにも触れたのですが、私は人間のもつ「落差」というものにとりとめもなく惹かれてしまうのです。こういう風貌から垣間見せる「繊細さ」や「温かさ」がWomackの真髄なのではと考えています。
でも確かにバスで隣には座りたくないですね(笑)。
ホント、おっしゃるとおりだと思います。ベスト版なんかファイティングポーズとっていますが、それも照れ隠しかと勘ぐってしまいます。
「Fact Of Life・・・・」を気に入っているのですが、show_zonoさんも取り上げてらっしゃるので、このアルバムにしました。