2004年 12月 13日
『ダウン・バイ・ロー』 |
才能のない映画作家をこのフィルムはどれほど嫉妬させることだろう。車窓から流れる街並みに、トム・ウェイツのしゃがれた歌声が被さってくる息を呑むファーストシーン。モノクロの映像が信じがたいほどの美しさを見せる沼地。そしてあまりにも映画的なラストシーン。前作に酔った人を裏切らない”本物の新鋭”が生んだ長編第3作は異色の脱獄映画に仕上がった。
by cassavetes69
| 2004-12-13 23:23
| 映画
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