2010年 01月 10日
「7サミット 極限への挑戦」 |
久々にテレビの前で集中した。
1月4日の放送を逃がして悔やんでいたのだが、27歳の登山家、栗城史多の7サミットへのチャレンジをまとめた「7サミット 極限への挑戦」をNHKの再放送で観ることができた。7サミットとは、七大陸最高峰のこと。いくつかの解釈があるようだが、Wikipediaによると、
アジア大陸:エベレスト(ネパール・中華人民共和国、8,848m)
ヨーロッパ大陸:エルブルス山(ロシア連邦、5,642m)
北アメリカ大陸:マッキンリー(アメリカ合衆国、6,194m)
南アメリカ大陸:アコンカグア(アルゼンチン、6,959m)
アフリカ大陸:キリマンジャロ(タンザニア、5,895m)
オーストラリア大陸:コジオスコ(オーストラリア、2,228m)
南極大陸:ヴィンソン・マシフ(南極半島付近、4,892m)
を指すようだ。
この7サミットの制覇を目指し、栗城は単独で、しかも無酸素での登頂を続けている。標高7,000mを超えるとデス・ゾーンと呼ばれる酸素の薄い危険な領域に踏み込んでいく。そのなかで、登山中の自身の姿を、手持ちのビデオカメラでずっと撮影しているのだ。ヒマラヤのダウラギリでは8,000mを超える峰からライブ中継を試みた。
7,500mになれば、人間は酸素ボンベ無しでは生きていけないという。映像を観ていると、一歩一歩が恐ろしく重い足取りになることも、思考能力や判断能力が著しく落ちていることも判る。それなのに、この男は162cmの小さな体で敢えて無酸素での登頂を望む。
登山中の苦境の最中に、ベース・キャンプから、彼のブログへの書き込みコメントが無線でリアルタイムに伝えられる。その言葉で、また歩を一つ一つ進めていく。インターネットの何よりも有機的な活用がここにある。
ニートから冒険家へ、という美談めいた話は必要ない。人に感動や勇気を与えようという使命など持たなくてもいい。この映像だけで充分過ぎる説得力がある。
次のアンナプルナ、エベレスト登頂はなんとか成功して欲しいが、それ以上にまた生きて帰って来てもらいたい。
1月4日の放送を逃がして悔やんでいたのだが、27歳の登山家、栗城史多の7サミットへのチャレンジをまとめた「7サミット 極限への挑戦」をNHKの再放送で観ることができた。7サミットとは、七大陸最高峰のこと。いくつかの解釈があるようだが、Wikipediaによると、
アジア大陸:エベレスト(ネパール・中華人民共和国、8,848m)
ヨーロッパ大陸:エルブルス山(ロシア連邦、5,642m)
北アメリカ大陸:マッキンリー(アメリカ合衆国、6,194m)
南アメリカ大陸:アコンカグア(アルゼンチン、6,959m)
アフリカ大陸:キリマンジャロ(タンザニア、5,895m)
オーストラリア大陸:コジオスコ(オーストラリア、2,228m)
南極大陸:ヴィンソン・マシフ(南極半島付近、4,892m)
を指すようだ。
この7サミットの制覇を目指し、栗城は単独で、しかも無酸素での登頂を続けている。標高7,000mを超えるとデス・ゾーンと呼ばれる酸素の薄い危険な領域に踏み込んでいく。そのなかで、登山中の自身の姿を、手持ちのビデオカメラでずっと撮影しているのだ。ヒマラヤのダウラギリでは8,000mを超える峰からライブ中継を試みた。
7,500mになれば、人間は酸素ボンベ無しでは生きていけないという。映像を観ていると、一歩一歩が恐ろしく重い足取りになることも、思考能力や判断能力が著しく落ちていることも判る。それなのに、この男は162cmの小さな体で敢えて無酸素での登頂を望む。
登山中の苦境の最中に、ベース・キャンプから、彼のブログへの書き込みコメントが無線でリアルタイムに伝えられる。その言葉で、また歩を一つ一つ進めていく。インターネットの何よりも有機的な活用がここにある。
ニートから冒険家へ、という美談めいた話は必要ない。人に感動や勇気を与えようという使命など持たなくてもいい。この映像だけで充分過ぎる説得力がある。
次のアンナプルナ、エベレスト登頂はなんとか成功して欲しいが、それ以上にまた生きて帰って来てもらいたい。
by cassavetes69
| 2010-01-10 12:11
| その他
|
Comments(1)
Commented
by
cassavetes69 at 2010-01-22 00:45
栗城史多の著書『一歩を踏み出す勇気』も週末に買って読了したが、巷間溢れる自己啓発書のメッセージとは一線を画す説得力があった。
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