2006年 05月 20日
『赤い影』 |
先日、『悪魔の首飾り』の記事で毬をつく少女について触れ、この映画を思い出した。
ヨーロッパ的な、沁み入るような恐怖を映画に求める方には、この『赤い影』などはいかがだろう。
撮影監督出身のニコラス・ローグが、湿り気のあるヴェニスの風景を薄いトーンで包んだオカルト的な怖さを持つ映画である。
知名度は低い作品だが、僕は結構この映画を気に入っていて、ニコラス・ローグの最高作と位置づけている。以前、VHSまでも購入した。
ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティというキャスティングも神経質なフィルムの存在に映えていて、申し分ない。意味有りげな『Don't Look Now』という原題にも想像がめぐる。
どうだろう。この映画の「赤」。
撮影監督ならではの、色彩の効果を知り尽くした「赤」の存在。
いかに観客を驚かすか、怖がらせるか、という狙いだけが透ける恐怖映画に飽きたら、
このフィルムを深夜のレンタルショップで探してみてはいかがだろうか。
寝つきは悪くなるかもしれないが。
ヨーロッパ的な、沁み入るような恐怖を映画に求める方には、この『赤い影』などはいかがだろう。
撮影監督出身のニコラス・ローグが、湿り気のあるヴェニスの風景を薄いトーンで包んだオカルト的な怖さを持つ映画である。
知名度は低い作品だが、僕は結構この映画を気に入っていて、ニコラス・ローグの最高作と位置づけている。以前、VHSまでも購入した。
ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティというキャスティングも神経質なフィルムの存在に映えていて、申し分ない。意味有りげな『Don't Look Now』という原題にも想像がめぐる。
どうだろう。この映画の「赤」。
撮影監督ならではの、色彩の効果を知り尽くした「赤」の存在。
いかに観客を驚かすか、怖がらせるか、という狙いだけが透ける恐怖映画に飽きたら、
このフィルムを深夜のレンタルショップで探してみてはいかがだろうか。
寝つきは悪くなるかもしれないが。
by cassavetes69
| 2006-05-20 22:50
| 映画
|
Comments(0)