『Solitude Standing』 Suzanne Vega |
休日の朝に久々に取り出したSuzanne Vega。
何故か急に聴きたくなった。何年ぶりだろう、このジャケット。
このアルバムには紅茶の方が適している気もするが、アル中でカフェイン中毒の僕は、熱いコーヒーを啜る。日本でもおなじみのアカペラ曲『Tom's Diner』が響くと、部屋の温度もまた一度くらい下がった気がする。『Luka』の歌詞の内容に当時は反発を覚えたりもしたものだ。
'80年代の終わり。大学生になりたての頃、よく聴いた。
Suzanne Vegaの注目のあと、『Tracy Chapman』が続き、新しいアコースティック音楽が俄かに注目を浴びた。しんとして、張り詰めた空気を醸すような曲づくりは、'80年代の享楽的な音楽シーンに向けられたアンチ・テーゼだったのか。
次に聴くのはまた少し後になるかもしれないが、気持ちの良い朝に、ノスタルジー以外の何かを運んでくれた気がした。