2006年 02月 26日
飽食 |
水曜日はふぐ。「赤坂 井田」にて。
以前からお世話になっている店であるが、しばしのご無沙汰である。
ふぐ刺しの淡さをピリリと効いた紅葉おろしで包み、歯ごたえを愉しむ。
口溶けの良い「ふくしゅうまい」を一口で頬張ると、熱い汁気に参らされる。
このあたりから、ビールを降板させ、ヒレ酒に交代。マッチを擦って表面に火を走らせ、蓋をする。ヒレ酒は早めに飲むべし。冷めると香りをしつこく感じるのは僕だけか。
ふぐといえば鍋。「特別に」と提供された白子を煮立った湯の中へ。さっと湯を通し、口の中へ放り込む。しばし無言。麻痺する舌と共に、知能を失ったような感覚になる。
木曜日は以前にも登場した「IMURI」。
今回は、湯葉の和え物、天草大王(鶏)の塩焼き、九州では定番の胡麻鯖、いさきのバター焼き、佐賀牛の炙り、筍焼き、からすみなどの強豪を、まろやかな赤ワインたちで迎え撃つ。何か贅沢をしているなあ。自腹じゃないけど。
金曜日は東京からのゲストを迎えるため、リクエストに応えて再び「井田」へ。しかし、「ふぐに飽きた」という贅沢なホスト(僕)には質のいい牛のしゃぶしゃぶが提供された。牛肉の味がしっかりしていてうまい。しかし、個人的にしゃぶしゃぶは黒豚派なのだ。芋焼酎をちびちびやりながら頬張った雑炊が、僕にとっての主役だった。
この日は続きがある。中洲を数件徘徊した後、鮨の名店「あん東」の姉妹店、「五味五感」で「柚子塩らーめん」をすする。肥満を避けるため飲んだ後のラーメンは自分に禁じているのだが、今日はホスト役として例外だ。しつこい豚骨でないだけ許されるだろう。
今週入手した無数のメールアドレスを名刺入れに携え、タクシーに乗った。
しかし、飽食のツケは間違いなくある。
三夜連続で、丑三つ時を過ぎて帰宅した僕には、極度の疲労と、針の筵の自宅が待っていた。
週末は、鉛のような体と、氷のような視線に動きを失ったままだった。
以前からお世話になっている店であるが、しばしのご無沙汰である。
ふぐ刺しの淡さをピリリと効いた紅葉おろしで包み、歯ごたえを愉しむ。
口溶けの良い「ふくしゅうまい」を一口で頬張ると、熱い汁気に参らされる。
このあたりから、ビールを降板させ、ヒレ酒に交代。マッチを擦って表面に火を走らせ、蓋をする。ヒレ酒は早めに飲むべし。冷めると香りをしつこく感じるのは僕だけか。
ふぐといえば鍋。「特別に」と提供された白子を煮立った湯の中へ。さっと湯を通し、口の中へ放り込む。しばし無言。麻痺する舌と共に、知能を失ったような感覚になる。
木曜日は以前にも登場した「IMURI」。
今回は、湯葉の和え物、天草大王(鶏)の塩焼き、九州では定番の胡麻鯖、いさきのバター焼き、佐賀牛の炙り、筍焼き、からすみなどの強豪を、まろやかな赤ワインたちで迎え撃つ。何か贅沢をしているなあ。自腹じゃないけど。
金曜日は東京からのゲストを迎えるため、リクエストに応えて再び「井田」へ。しかし、「ふぐに飽きた」という贅沢なホスト(僕)には質のいい牛のしゃぶしゃぶが提供された。牛肉の味がしっかりしていてうまい。しかし、個人的にしゃぶしゃぶは黒豚派なのだ。芋焼酎をちびちびやりながら頬張った雑炊が、僕にとっての主役だった。
この日は続きがある。中洲を数件徘徊した後、鮨の名店「あん東」の姉妹店、「五味五感」で「柚子塩らーめん」をすする。肥満を避けるため飲んだ後のラーメンは自分に禁じているのだが、今日はホスト役として例外だ。しつこい豚骨でないだけ許されるだろう。
今週入手した無数のメールアドレスを名刺入れに携え、タクシーに乗った。
しかし、飽食のツケは間違いなくある。
三夜連続で、丑三つ時を過ぎて帰宅した僕には、極度の疲労と、針の筵の自宅が待っていた。
週末は、鉛のような体と、氷のような視線に動きを失ったままだった。
by cassavetes69
| 2006-02-26 23:15
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