2010年 03月 02日
『Synthesis』 Raul Midon |
昨秋、このアルバムを初めて聴いたときに真っ先に生じた僕の確信的な疑念の裏づけを取りたくて、普段あまり手に取ることのないCDのライナー・ノーツを目で追った。やはりそうか。賛辞を寄せた内本順一氏も僕と同じ類の感想を持っていたようだ。
Raul Midonの『Synthesis』とStingの共通性だ。
ライナーノーツでは細かくは言及していなかったが、特に『Everyone Deserves a Second Chance』は、最近のStingと聞き違えそうなサウンドメイクだ(ファンの僻目だろうかこの曲からは近年のLeon Wareの匂いを感じないでもない)。
僕がStingとの共通点をダメ押し的に確信したのは、レゲエ調で仕上げられた8曲目の『Invisible Chain』だ。この曲に至っては、かつてのThe Policeそのままだ。彼らのセカンドアルバム『Reggatta de Blanc』の控えめな佳曲『The Bed's Too Big Without You』と殆ど同じベースラインなのだ。この曲に思い入れの深い僕が聴き逃すはずがない。続く9曲目『About You』はこれまたThe Policeのサード・アルバム『Zenyatta Mondatta』に収録されていてもおかしくないような”スカ”的グルーヴ感がある。独特の雄叫びまでもがSting節なのだ。このアルバムで、なぜ僕がRaul Midonの音楽にビビッドに反応し親しんだのか、という理由が解きほぐされた気がした。
ただこれだけでは終わらない。彼はThe Beatlesのカヴァーもこのアルバムに残している。ホワイト・アルバムの『BlackBird』をやさしく歌い上げている。うーん・・・このあたりは、どうも・・・点数が甘くなりがちですね。
ほぼ同年代のRaul Midonの『Synthesis』には、僕の音楽遍歴の一端をなぞられたようで、個人的なシンパシーを感じてしまった。
Raul Midonの『Synthesis』とStingの共通性だ。
ライナーノーツでは細かくは言及していなかったが、特に『Everyone Deserves a Second Chance』は、最近のStingと聞き違えそうなサウンドメイクだ(ファンの僻目だろうかこの曲からは近年のLeon Wareの匂いを感じないでもない)。
僕がStingとの共通点をダメ押し的に確信したのは、レゲエ調で仕上げられた8曲目の『Invisible Chain』だ。この曲に至っては、かつてのThe Policeそのままだ。彼らのセカンドアルバム『Reggatta de Blanc』の控えめな佳曲『The Bed's Too Big Without You』と殆ど同じベースラインなのだ。この曲に思い入れの深い僕が聴き逃すはずがない。続く9曲目『About You』はこれまたThe Policeのサード・アルバム『Zenyatta Mondatta』に収録されていてもおかしくないような”スカ”的グルーヴ感がある。独特の雄叫びまでもがSting節なのだ。このアルバムで、なぜ僕がRaul Midonの音楽にビビッドに反応し親しんだのか、という理由が解きほぐされた気がした。
ただこれだけでは終わらない。彼はThe Beatlesのカヴァーもこのアルバムに残している。ホワイト・アルバムの『BlackBird』をやさしく歌い上げている。うーん・・・このあたりは、どうも・・・点数が甘くなりがちですね。
ほぼ同年代のRaul Midonの『Synthesis』には、僕の音楽遍歴の一端をなぞられたようで、個人的なシンパシーを感じてしまった。
by cassavetes69
| 2010-03-02 23:57
| 音楽
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