『Groovy』 Red Garland |
どこかのコーヒーショップで見たが、なかなかいいコピーだと思う。
最近では、コーヒー栽培も進化し、原産地の違いだけではなく、ワインのようにどの畑で作られたかで味の違いを愉しめるようになってきているという。
僕はコーヒーが好きだ。
それで、こんな本も買っていたりする。
産地ごとの豆の特徴や、手焙煎の仕方など素人にもわかりやすく解説されている。
一方、嫌いなのが加糖された缶コーヒーだ。
仕事中などで、気を利かせて「お疲れ様です」などと缶コーヒーを差し入れてくれる場合があるが、あれが困る。気持ちは有難いので「要りません」というわけにもいかず渋々受け取るのだが、それから2時間くらい、口の中と喉のベタベタが取れずにイヤな思いをする。
豆選びにも少し気を遣うようになった。
以前は楽だからと粉を選んでいたのだが、7~8年前から豆の状態で買い始めた。
挽きたてに慣れてくると香りの違いがどうしてもあるので、1週間分の200gだけ豆を選ぶようにしている。
今朝はコロンビアの豆。
音楽はRed Garlandの'57年の名盤『Groovy』だ。
1曲目の『CJam Blues』から、タイトルどおりのグルーヴ感に溢れる見事な演奏だ。
Red Garlandの転がるようなピアノの音が、少々二日酔いの頭にも心地よい。
Red Garlandはボクサーでもあり、プロとして30勝しているという。しかし、音楽とボクシングとは、最強にかっこいい二足の草鞋だ。
コーヒーとPaul Chambersのベースでアドレナリンを出して、大好きな
『Willow Weep for Me』を聴く。
今年もそろそろ終わりなんだな。窓拭きでもするか。
そういえば、もう正午になるというのに妻と双子はまだ夢の中である。